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迷惑メール(スパムメール)の対応方法

スパム(spam)メールとは?

電子メールの中でもこちらの同意無しで一方的に大量に送られてくる迷惑メールを「スパムメール(spam mail)」と呼びます。
2008年05月30日からは「オプトイン方式による規制」が導入されたため、あらかじめ送信に同意した者に対してのみ広告宣伝メールの送信を認める事になりました。国内の企業・団体はこれも守らなくてはなりません。

http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/h20kaisei.htm

スパムメールはどこから送られてくるのか?

しかしながらスパムメールの発信元は全世界にまたがります。スパムメール用の専用メールサーバーが日本国外用意されているケースもありますが、適切なセキュリティ設定がなされてないまま運用されているサーバー・個人が利用するパソコンなどが乗っ取られ、スパムメールの発信元になってい場合もあります。

スパムメールはどうやって送り先を決めているのか?

スパムメールの宛先としては

  1. ウィルスによって収集されたもの
  2. インターネット上のWeb等で収集されたもの
  3. プログラムによる自動生成でアドレスが作られる

などが入手方法として挙げられます。

  1. ウィルスによって収集されたもの
    ネット上にメールアドレスを公開していない、サイトにメールアドレスを登録した事が無いのにスパムメールが届くようになった場合は、自分のメールアドレスを知っている、やりとりをした事がある人のPCがウィルスに感染したためにスパムメールの送り先になってしまう事になります。
  2. インターネット上のWeb等で収集されたもの
    インターネット上には色々なサービスがありますが、これの利用にあたってメールアドレスの登録が必要な場合があります。登録の際「登録されたメールに対してスポンサーからの情報提供のメールを配信します」事を明記しているものがあり、このサイトから情報提供という事でメールが頻繁に送られる場合は同意の下で配信されている事になり配信停止をする事ができます。
    しかしサイトによっては最初に取り上げた方法によって無断送信登録されたもの、配信解除ができないものなどがあります。この種のスパムメールや外国発のスパムメールは何らかの方法でユーザー側の対処が必要となります。
  3. プログラムによる自動生成でアドレスが作られる
    外部(人/企業)に自分のメールアドレスを伝える・登録しない限りは外部に漏れる事はありません。しかしメールアドレスが簡単なものであった場合メールアカウント(@マークから前の部分)は数字とアルファベッドという36文字の組み合わせに過ぎないので、プログラム等を使えば簡単に「でっち上げる」事が可能です。そうして作られたアカウントがたまたま偶然に一致する可能性が無い訳ではありません。アカウントが短い(少ない文字数)ものであればその確率は高いものになります。

スパムメールはどのように利用されるのか

  1. 不特定多数に対して発信元を詐称した迷惑メールが先に述べたいくつかの方法で発送
    されます。
    以前は一度に大量のメールが一斉送信されていましたが、今は「迷惑メールの発信元」
    として目を付けられるのを避けるため時間をおいて複数回に分けて複数のメールを送信
    する、というスタイルが主流になりつつあります。
  2. 利用できない・存在しない電子メールアドレス宛のメールは「宛先が利用できません」と
    いう本文(多くは英文)と共に詐称された発信者の所に送り返されます。(件名の多くは
    「Mail Deliveryウンヌン」です。希に日本語の場合もあります)
    利用可能なメールアドレスはもちろん配信される事になります。
  3. 多くの場合受信者側で受信・削除されますが、まれに間違ってスパムメールを開いた
    時、メールのリンクを開いた場合発信者の元へクリックした事が解ってしまう場合があり
    ます。場合によってはパソコンの中にウィルスとかボットと呼ばれるスパイソフトなどがイ
    ンストールされる場合があります。
  4. ウィルス・スパイウェアに感染したパソコンはパソコン内にある電気メールアドレス(届い
    た・送った事のある・インターネット上のホームページに記載されていた等)をや個人情
    報を収集し、インターネット上にある情報収集サーバーにデータを送信します。
  5. このようにして集められたデータは別途『個人情報』として売買の対象となります。メー
    ルが届く(メールアドレスが生きている=使われている) アドレスは高く取引され、転売さ
    れます。

このようにスパムメールは個人情報を不正に利用し、金儲けの材料として利用される糸口にもなっているのです。

スパムメールへの対応方法

スパムメールには対処をする必要があります。

・スパムメールは無視する

宣伝メール等の『合法のもの』であれば配信解除を行う事でメールが来なくなりますが、非合法の場合は解約手続きがされる事によってそのメールアドレスが「生きたアドレス(使われているアドレス)」であると判別され、新たなスパムメールのターゲットなります。

自分で登録した覚えのあるサイトからのメールでなければそのまま無視・削除して下さい。

・メールの振り分け機能を使う

今のメールソフトの多くは迷惑メールの対策機能を持っています。

ほとんどのメールソフトには「振り分け機能」が備わっています。これは設定された条件によって受信したメールを設定したルールに従い指定されたフォルダに振り分ける、というものです。振り分け方法には「発信者のメールアドレス」「タイトル・本文中に特定の語句が含まれている」などがありますが、メールソフトの振り分け機能はメールソフトそれぞれによって設定方法が異なりますので、詳しくはご使用のメールソフトのヘルプ等をご参照下さい。送信者のメールアドレスでメールの振り分ける場合、先に述べたようにスパムメールの送信者メールアドレスはそのほとんどが詐称されたモノであるため、有効な手段とはなりません。

現在メールソフトの多くが迷惑メールに対する対策機能を持っています。

スパムメール処理に長けたメールソフトの例

Windows メール(Windows Vista標準メールソフト)
Microsoft Office Outlook 製品:マイクロソフト
Thunderbird フリーソフト:Mozilla Japan
Shuriken (しゅりけん)2007 製品:ジャストシステム
秀丸メール シェアウェア:サイトー企画

WindowsXP以前の標準メールソフト「Outlook Express」の場合は簡易的なメール振り分け機能しかないため、テクニックが必要です。次項目で紹介する対策ソフトの併用などが必須となります。

「882871 - "スパムメール" とは何のことですか?」
http://support.microsoft.com/kb/882871/ja

「883025 - 指定した送信者からの電子メールをサーバーから直接削除するには」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;883025

「880194 - メールの差出人によって指定したフォルダへメールを自動的に振り分けるには」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;880194

スパムメール対策ソフトを使用する

設定されたルールに従ってメールサーバーに届いたメールを定期的にチェックし、スパムメールと判断したらメールサーバーから削除をする。或いはメール受信時にスパムメールかどうかを判断し、メールソフト側で簡単に判断できるようにする・破棄してしまう、等の処置を行うソフトがあります。

現在セキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)の多くが迷惑メールを処理する機能を持っています。またメールソフトの中にはスパムメールの振り分け処理能力の高いものなどもあります。

スパムメール対策ソフトの例

迷惑メールの処理ができるセキュリティソフトの代表的なもの

ウィルスバスター[トレンドマイクロ社]
ノートンシリーズ(インターネットセキュリティ・360)[シマンテック社]
マカフィーシリーズ[マカフィー]
カスペルスキーインターネットセキュリティ[ジャストシステム]
ESETスマートセキュリティ[キヤノンITソリューションズ]
インターネットセキュリティゼロ[ソースネクスト]
ウィルスキラーシリーズ[イーフロンティア]

(フリーソフト)

POPFile
紹介記事「窓の杜 - POPFile
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/antispam/popfile.html
配布元 http://popfile.sourceforge.net/

Spam Mail Killer(Windows)
紹介記事「窓の杜 - Spam Mail Killer
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/antispam/spamkiller.html
配布元「eimei's laboratory」 http://homepage1.nifty.com/eimei/

迷惑メールに関するお問い合わせ・相談・連絡先

迷惑メールは自衛手段しかありませんが、公的機関に報告する事で状況が改善される事が考えられます。

財団法人 日本データ通信協会
迷惑メール相談センター
http://www.dekyo.or.jp/soudan/

情報処理推進機構(IPA)「不審メール110番」
http://www.ipa.go.jp/security/announce/20080929.html

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